測位学 第2巻 実用・発展・総括編
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測位学 第2巻 実用・発展・総括編
技術を「選ぶ」力を磨く──4象限フレームワークで災害対応からBCP計画まで
■ 商品説明
「地震で通信インフラが断絶した。建物倒壊で地図が使えない。GPSも機能しない。この極限状態で、どうやって測位するのか?」
東日本大震災、熊本地震、そして各地の災害現場で直面する、この切実な問いへの答えを、あなたは持っているでしょうか。
第1巻「基礎・技術編」で、GNSS、慣性航法、電波測位、SLAM、リモートセンシング、宇宙測地という6つの主要技術の原理と実装を学びました。第2巻では、「どのような状況でどの技術を選ぶべきか」という実務的な判断力を身につけます。
■ 第2巻の独自性:4象限フレームワーク
本書の中核をなすのが、「平常時/緊急時」×「地図あり/なし」という4象限フレームワークです。
第12章「平常時×地図あり」:自動運転、精密農業、スマート物流など、最適化された環境での技術選択
第13章「緊急時×地図あり」:東日本大震災、熊本地震などの災害現場での測位システム選択。国・自治体の防災担当者、企業のBCP担当者にとって最も重要な章
第14章「平常時×地図なし」:森林環境、地下空間、建物施設、遺跡・洞窟、宇宙空間など、地図が存在しない環境での測位技術
第15章「緊急時×地図なし」:地図もGPSも使えない極限状態での測位。消防活動、山岳遭難救助、地下空間の緊急対応など、最も困難な課題への技術的・運用的解決策
既存の文献にはない、状況別技術選択の体系化により、あらゆる環境での最適な測位システム設計が可能になります。
■ 目次
第Ⅲ部:実用編
第11章 実用編の序論
第12章 平常時×地図あり(最適化フェーズ)
第13章 緊急時×地図あり(差分更新フェーズ)
第14章 平常時×地図なし(開拓フェーズ)
第15章 緊急時×地図なし(極限フェーズ)
第16章 分野別ケーススタディ
第17章 実用編のまとめ
第Ⅳ部:発展編
第18章 技術的限界と100倍シナリオ
第19章 宇宙的スケールでの測位
第20章 測位の哲学的再定義
第21章 発展編のまとめ
第Ⅴ部:総括編
第22章 本書の整理枠組みの意義
第23章 今後の研究課題
第24章 結論
■ こんな方におすすめ
災害対応システムの設計・運用者:消防、救助、災害対策に携わる技術者・実務家の方
BCP(事業継続計画)担当者:企業や自治体で緊急時の位置情報システムを計画する方
IoTシステムの開発者:様々な環境での測位システムを設計する方
研究者・大学院生:測位技術の未来を展望するための新しい思考の枠組みを求める方
技術マネージャー・政策決定者:状況に応じた技術選択の実践的な判断力を必要とする方
■ 本書で得られるもの
4象限フレームワークによる状況別技術選択の実践的判断力
災害対応・BCP計画における具体的な技術選択の指針
東日本大震災、熊本地震などの実例から学ぶ緊急時対応
100倍シナリオによる未来技術の理解と長期的技術戦略の立案
測位技術の本質的な意味と、人間と空間の関係性への深い理解
豊富な事例と参考文献から得られる、さらに深い学習や研究への足がかり
■ 具体的な内容例
第12章では…
RTK-GNSSとIMUの統合による自動運転(精度±2-5cm)、超高精度GNSS測量(精度±1mm)、Wi-Fi RTTとIMUの融合による屋内測位(精度±1-3m)など、最適化された環境での技術スタックを具体的に解説します。
第13章では…
東日本大震災、熊本地震、火災救助などの実例をもとに、通信インフラの断絶、時間的制約、極限環境といった困難な状況での測位技術選択を詳述します。差分更新による地図修正、可搬型基地局の展開、IMU+LiDAR SLAMによる建物被害評価など、実践的な解決策を提示します。
第15章では…
消防活動での建物内火災対応、山岳遭難救助、地震災害での瓦礫内救助、地下空間の緊急対応、CBRN災害、GPS拒否環境など、極限フェーズでの測位技術を詳述します。IMU+UWBタグによる隊員間相互測距、環境フィンガープリント、協調測位といった、最先端の技術的・運用的解決策を示します。
第18章では…
光速による制約(精度±1cm=30ps)や量子力学的不確定性といった物理的限界を議論した後、「100倍シナリオ」による質的転換の可能性を探ります。GNSS精度が100倍(±1cm→±0.1mm)、SLAM処理速度が100倍(30fps→3000fps)、通信帯域が100倍(1Gbps→100Gbps)になったとき、何が変わるのか──技術の限界を超えた思考実験です。
■ 第1巻との関係
第1巻で技術的基盤を学び、第2巻で実践的な技術選択力と未来への展望を獲得することで、測位技術への理解が飛躍的に深まります。
第1巻を読まずに第2巻から読み始めることも可能ですが、技術的な前提知識(GNSS、IMU、SLAM等の原理)は第1巻で詳述されています。両巻を通して読むことで、測位技術の完全な理解が得られます。
➡️ 測位学 第1巻 基礎・技術編はこちら https://www.amazon.co.jp/dp/4991466105
■ 書籍情報
書名:測位学 第2巻 実用・発展・総括編
著者:市原明彦(ITクオリティ株式会社)
ページ数:402ページ
判型:A5判
発行日:2026年2月1日
発行所:ITクオリティ株式会社
ISBN 978-4-9914661-1-3
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